行政書士試験

無効等確認訴訟の補充性の要件とは

無効等確認訴訟を提起するには実質的当事者訴訟や争点訴訟(民事訴訟)という現在の法律関係に関する訴訟によって解決できない場合に限られます。これが補充性の要件です。では実質的当事者訴訟や争点訴訟が提起できるときは無効等確認訴訟を提起できないかと...
行政書士試験

行政事件訴訟法の再審の訴えとは

行政事件訴訟法34条の第三者の再審の訴えとは取消判決によって権利を害された第三者で海外にいたなどどうしても参加でいない事情があった場合、再審の訴えができます。第三者は再審の訴えによって裁判のやり直しを求めることができるということです。第34...
行政書士試験

取消訴訟の形成力と第三者効とは

判決の効力には3つあり、既判力、形成力、拘束力があります。形成力とは取消し判決が認容された場合、さかのぼって効力を失うという効果です。形成力には第三者効があるため第三者にも効力を有します。取消訴訟の仮の救済手段である執行停止にも第三者効の規...
行政書士試験

自由心証主義とは

自由心証主義とは、裁判所が証拠に基づいて事実を認定する際に、証拠の選択や証明力の評価を裁判官の自由な判断に委ねる主義のことをいいます。裁判官が最終的に判断するということですね。
行政書士試験

事実上と法律上の違いとは

事実上とは法律や規則上ではなく、実際の状況を指して使われます。法律上とは法律に基づいてという意味です。例えば長年共に生活しているカップルが婚姻届けを出していない場合は事実上の夫婦です。婚姻届けを出していると法律上の夫婦といいえることができま...
行政書士試験

原告適格と訴えの利益の違いとは

原告適格とは訴訟をするのに法律上の利益を有しているがどうかをいいます。訴えの利益とは判決を受ける正当な利益を有しているかどうかをいいます。原告適格がないとそもそも訴えることができませんので判決は却下されます。一方、原告適格を有していても訴え...
行政書士試験

合目的と合目的的の違いとは

まず合目的(ごうもくてき)とは一定の目的にかなっているさまのことをいいます。合目的的(ごうもくてきてき)とは一定の目的にかなっているさまのことをいいます。一緒です。ただし合目という言葉はありません。どういうことかというと合目的まででひとつの...
行政書士試験

川崎民商事件とは

確定申告の過少申告を調査しにきた税務職員が裁判所の令状なく調査することは憲法35条に違反するとして訴えた事件です。結果、税務調査という刑事手続きではない行政手続きにも憲法35条が適用できるときもあるけど本件は適用にはあたらないとして却下され...
行政書士試験

捜査令状は誰が発するのか

まず捜査令状とは、一定の強制処分を認める許可状のことで、裁判官が捜査機関の請求を受けて発行します。捜査機関は事前に裁判官の審査を受けて許可状の発付を求めます。ちなみに例外として現行犯逮捕は、令状がなくても行うことが逮捕することができます。
行政書士試験

福祉国家と夜警国家の違いとは

福祉国家とは国民の生存権を保障するような社会政策に積極的な国家のことです。夜警国家とは夜だけ警備するような最小限の活動をする自由主義的国家のことです。