京都市で妊娠した際の手続きをお金まわりを中心にご説明します。
１．妊娠の届出と母子健康手帳の交付
まずは医療機関で妊娠の診断を受けたら、できるだけ早めに届け出ましょう。
お住まいの市役所や区役所で届出を行います。
必要なもの
・最低限必要なものとしてマイナンバーカード(顔写真付き)があれば大丈夫です。
もらえるもの
・母子健康手帳
・妊産婦健康診査受診券
・妊婦支援給付金
妊産婦健康診査受診券とは
これが妊娠費用の助成金替わりとなるものです。
妊婦健康診査は、一般的に出産までに14回程度受診することになります。
妊婦健康診査のたびに使え実質10万円ほどを公費で負担してもらえます。
ただし完全に無料となるわけではなく健診費用が助成額を上回ったときは、超過分は自己負担（有料）となります。
なので実際には公費負担を差し引いても14回の受診トータルで4万円ほどの出費となることがあります。(京都府の自己負担平均が4万円)
妊婦支援給付金とは
二回に分けて支給され合計で10万円支給されます。
1回目は妊娠届のときから申請できるようになり5万円が支給されます。
2回目はこんにちは赤ちゃん事業という家庭訪問のときから申請できるようになり5万円支給されます。
これらはその場でもらえるわけではなく申請から1～2か月後に口座振込にて現金で支給されます。
２．出産育児一時金の支給
国民健康保険やその他健康保険に加入している場合に受け取れます。
通常の分娩であれば出産児1人につき50万円です。
ただし出産費用もおおよそそれぐらいの金額がかかってきます。
出産する病院にもよりますが京都府の平均出産費用は47万円です。
差額分はもちろん貰えますが出産費用が50万円を超えた場合は自己負担となります。
3.妊娠から出産までの費用まとめ
妊娠から出産までに支給される金額は併せて60万円ですが
妊娠から出産までに支払う金額も54万円ほどになります。
もらえる金額としては高額ですが実際に自由に使えるお金はあまりありません。
とはいえ妊娠から出産まで手厚くサポートされており実質費用をかけずに出産することが可能になっています。
