リフォームを行う場合の建築確認申請についてのお問合せでした。
建築確認申請とは?
リフォームなどの建築工事を始める前に、その建築工事が建築基準法に適合しているかを確認してもらう手続きです。
建築主が自治体または指定確認検査機関に申請書を提出し、確認済証(建築確認済証)を受け取ることで、工事に着手できるようになります。
建築確認申請の申請先は?
自治体に提出する場合はリフォームを行う地域を管轄している土木事務所に提出を行うことになります。
2025年4月の建築基準法改正とは
これまで一般的な木造2階建て住宅はリフォームを行う際に建築確認申請が不要でした。
これが2025年4月からは大規模なリフォームを行う際に建築確認申請が必要となりました。
ただし建築確認申請は大規模なリフォームの場合であり水回りの設備を交換する程度の小規模なリフォームは建築確認申請は引き続き不要です。
建築確認申請の費用とは
平均床面積の建物をリフォームした場合は建築申請費用、中間検査費用、完了検査費用でおおよそ10万円の手数料が最低限必要となります。(京都、滋賀の場合)
さらに申請代行費用が相場として8万円~かかります。
建築確認申請自体は上記の金額となりますが、必要書類として申請書だけでなく図面等も添付しなくてはなりません。
そしてこの図面作成費用が別途かかってくるのですが一般的に設計料と一緒になっていることが多いようです。
相場としてはリフォームの場合工事費の10%~が目安でしょうか。
まとめると建築確認申請自体は20万弱で可能ですがプラス図面制作費(設計費)がかかってくることで総費用についてはケースごとに幅がありそうです。
自分で申請できるのか?
建築確認申請の場合、建築主が自分で申請することはもちろんできますが建築基準法の知識が必要となってくるため申請代行も含めてリフォーム会社に依頼した方がいいでしょう。
本来、申請代行費用や設計費とまとめて依頼することが一般的ですので基本的には安価になっている可能性があります。
以上、建築確認申請についてでした。
ご参考になりましたら幸いです。

