独学太郎

土地の時効完成後でも第三者に譲渡されると登記をしていなければ第三者がその土地を取得します。ただしこの第三者が背信的悪意者である場合は第三者にあたりません。第三者であれば土地が取得できましたが背信的悪意者であれば取得できないということです。し...

時効完成前に現在の所有者から第三者に譲渡されたときは、時効の進行も引き継がれます。よって登記を備えていなくても時効完成後に占有者は時効取得を主張できます時効完成後に現在の所有者から第三者に譲渡されたときは、登記がなければ時効取得を主張できま...

「地上権」や「抵当権」のことです。「債権または所有権以外の財産権」は行使できるときから20年間行使しないときは、時効によって消滅します。「債権」は行使できるときを知った時から5年間か行使できるときから10年間行使しないときは事項によって消滅...

成田空港と東京駅を結ぶ新幹線の建設について、運輸大臣の工事実施計画認可の取消訴訟の原告適格が争点となったところ、建設予定地付近に居住する住民が訴えた事件です。結論：認められませんでした。工事実施計画の認可は行政処分ではないため住民には何ら法...

新空港等における暴力主義的破壊活動の防止を目的とする成田新法が議員立法として決議され、即日公布・施行された。この成田新法がいきなり制定されるのは違法だとして空港で妨害をしていた集団が訴えた事件です。結論：集団の訴えは認められませんでした。そ...

大阪空港公害訴訟の重要なポイントをわかりやすく解説します。 まず大阪空港公害訴訟とは、大阪国際空港の付近住民が、飛行機の騒音公害に悩まされたため、空港の夜間利用差し止め等を求めた日本の民事訴訟です。この訴訟では認められたことと認められなかっ...

二元代表制とは地方自治体において首長と議会議員をともに住民が直接選挙で選ぶ、という制度のことです。首長と議会どちらも市民の代表として仕事をします。これに対して議院内閣制は国において選挙された議員で組織された国会が指名する内閣総理大臣が内閣を...

地方公共団体に設置される、地方公共団体同士の争いを処理する第三者機関です。事件ごとに総務大臣が任命します。 市町村の境界についての争いで自治紛争処理委員が活躍したよ。

従来の区域の意味についてわかりやすく解説します。 地方自治法の第五条には「普通地方公共団体の区域は、従来の区域による」とあります。このいきなり出てきた従来の区域って？と疑問に思うと思います。条文はきっちりしているものなのに急に曖昧なことを言...

国家賠償法の自己責任説と代位責任説の違いについてわかりやすく解説します。 国家賠償法1条1項「国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によって違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠...