当事者訴訟とは

当事者同士が対等な立場で権利関係を争う場合の訴訟です。
当事者訴訟には2種類あります。
①当事者間の法律関係を確認し又は形成する処分又は裁決に関する訴訟で法令の規定によりその法律関係の当事者の一方を被告とするもの
②公法上の法律関係に関する確認の訴えその他の公法上の法律関係に関する訴訟

①は形式的当事者訴訟と呼ばれています。
行政処分には不服はないけどその金額には納得いかないという訴訟で、金額を決める相手を被告として訴えます。
具体例は土地収用法の損失補償で、その補償額を起業者と争う場合です。

②は実質的当事者訴訟と呼ばれています。
訴えの内容自体は民事訴訟だけど国と私人という公法上の法律関係を確認する際に用いられます。
具体例は公務員が支給されたボーナスの額に不服がある場合に争う場合です。

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